
山下 大輔 (1980年生まれ)
現在、豊田自動織機シャトルズ/天理大学ラグビー部でヘッドS&Cコーチを務める。
その他、ラグビーコーチとしてもスポットで活動している。
ジュニアラグビーは27歳から指導しており、現在の形で取り組みだしては7年目になる。
はじめまして。代表の山下と申します。
まずはじめに、このサイトを見て頂きありがとうございます。
そして、自分のことを知らない方も沢山おられると思いますので自己紹介をさせて頂きます。
私はこれまで、様々なチームでラグビーコーチングを学んできました。
私のコーチとしての始まりは天理大学卒業後に監督やコーチの薦めで啓光学園高校でコーチとして働かせてもらったことがきっかけです。
大学を出たばかりでコーチングのことなんて全然わからなくて、若さの特権で一緒にラグビーをやっていただけだったことが記憶に残っています。でも、毎日がすごく楽しくて1年が経過した時にラグビーを仕事にしたいなと思いだしている自分がいました。
その年、啓光学園高校は歴史的快挙である全国高校ラグビー3連覇を初めて成し遂げました。
この時はわからなかったのですが、コーチとしてなにか自分の中で芽生えた気持ちがありました。
ラグビーのおもしろさに再び気づかされプレーヤーではなく指導者として第二幕が始まりました。
私はとにかくコーチングをさせてもらえるところを求めて全国たくさんのチームに行かせてもらいました。特に印象的だったのは尾道高校ですね。
その後、龍谷大学ラグビー部で5年間ヘッドコーチを務め32歳の時に天理大学ラグビー部小松監督の誘いもあって母校に戻ることになりました。

当初はBKコーチとして戻ったのですが、チームには素晴らしいスタッフが揃っており自分が活躍するにはと考えた結果、天理のウィークポイントであるフィジカルを担当しようと思いました。
翌年から自分の得意分野であるS&C業務、一番最初に手をつけたのは「マインドセット」でした。ここでは詳細を割愛させて頂きます。
今でこそマインドセットという言葉が使われるようになっていますが、当初はフィジカルにも大きな注目もなく自分自身も監督の期待に答えれるようにラグビーとチームのキャラクターを考えて試行錯誤しながら取り組みました。
チームの成績も毎年あがっていき気づけば関西では3年連続優勝、大学選手権も上位チームに入れるようになりました。

私がここで結果を出せたことも成長できたことも天理大学ラグビー部のコーチングスタッフが素晴らしかったからです。
本当に学ぶことが多くて今でも一番刺激をもらえる場所です。
では、なにを学んだのか?
「人間力と独創性」
感謝の気持ちが人を大きく成長させてくれます。これを実践している監督とコーチがいるから学生も惹かれるのだと思います。
独創性は天理大学は早稲田・明治・慶應・同志社のようなタレント選手が多く入ってくることはありません。FWで160cm台は珍しくありません。それでも勝つためには工夫が必要です。コピーではなくオリジナルのコーチングで指導することが、勝利への鍵だと思います。

ここでジュニアラグビーの話に戻りたいと思います。
偉そうなことは言えませんが、「あのチームがこの練習してるらしい」「最近の流行は〜だからうちもやろう」といった指導をよく見ます。これは間違いなくいいコーチングといえません。
今ある環境、そのチームに在籍している選手のレベル、その時期に必要なこと、他にもありますが一番大事なことはそれを考えてプランニングしなければいけないということです。
学習塾で学力別のクラスに分けるように教える内容も変えてあげるのが、ジュニア期にとって一番大事なことだと思います。
日本のラグビーの環境で子どもたちの能力を目覚めさせる環境はまだまだ少ないと感じています。
私は指導者やチームが試合の勝ち負けではなくフィールド外でも勝負するべきだと思っています。
「魅力があるかないか」
興国パフォーマンスアカデミージュニアラグビースクールは沢山の子どもを持つ方から「あそこに行けば子どもがより成長する」と思ってもらえるようなチームを目指します。
歴史がゼロのチームですが、歴史を作っていくために是非、最初の一歩を踏み出して一緒に歩んでいきませんか。