フィジカルをつくる〜準備期間〜
フィジカルをつくる〜前書き〜でも述べたのですが、フィジカルをつくるにあたって継続することが大切ということです。
しかし、できない理由の多くは継続ができないことがほとんどだと思います。ここに関してはチームの指針なのでトップが根本的に理解していないと実行することができません。
前書きで述べたSTEP1の前の準備期間としてするべきことを紹介していきます。
ピリオダイゼーションを作る
ピリオダイゼーション(Periodization)ってなに?という方もいると思うので簡単に説明させてもらいます。
「計画」です。つまりPDCAサイクル*を常に行うことが大事ということです。
*PDCAサイクル plan (計画) → do (実行) → check (評価) → action (改善) の略称
【目標設定を作る】
個人とチームのやるべきことを決めて、それに対して目標値を決めて目指します。
それに関しては一覧表を作るといいでしょう。
【やり遂げる】
計画をして途中で投げ出すことは多くのチームでよくみられます。だからこそ現実的に達成できることを予測して描いた目標設定を立てることが大事で、それに対してどれだけ貫いて実行できるかが目標達成できるかできないかの分かれ目になります。
この「実行」をどれだけ貫くかは指導者の覚悟と手腕になってきます。
【評価】
個人データは全て記録していきますが、測定を見て現状の進捗状況を分析して把握しなければいけません。この重要になってくるのが整理されたデータになります。
チームとして進捗は計画通りにあるのか、またチームの平均値に隠れて個人で成果が全く出ていない選手は誰なのかを評価することでチームの状態がわかります。
上記の写真のデータは適当に記入したものですが、このように常に現状取り組んでいる練習に対してフィードバックする必要性があります。
【改善】
成果の出ていない項目に対して改善策を立てたり、ある一部の選手で数値を落としているならば個人指導などで対応して改善していきます。
これを繰り返すことで目標達成することが限りなく近づくので是非取り組んでみてください。