コーチングの裏側
代表の山下です。いつも閲覧して頂きありがとうございます。
今回の記事はアカデミーの進め方についてお伝えしたいと思います。
自分が知っている範囲だけでも行き当たりばったりで進めているチームはたくさんあります。
行き当たりばったりの組織には明確な目的や目標がない場合が多いです。
その原因を考えたときに行きつくところは、教える側の情熱があるかないかだと私は思います。
自分はラグビーのキャリアだけでコーチングしている方よりも、何かで成功した人や情熱を持って子どもたちに接してくれるコーチを大事に思っています。だから今のアカデミーのコーチ陣にはとても感謝をしていますし、信頼もしています。当然ながら良い選手が育ってくれていると自信を持っています。
パフォーマンスアカデミーは2013年より本格的なスタートをして早10年が過ぎ、11年目に突入していますがスタート当初から変わらず行っていることがあります。
それは、しっかりとエビデンスをとって取り組む事です。
そこで、現在アカデミーでは思うように進捗せずパスしかしていない時間が多く、つまらなく思っている親御さんや子どもたちがいると感じましたので今回、コーチングの裏側を紹介させてもらうことにしました。
毎年、年度の始まりは年間スケジュールやアカデミーの進め方をコーチでミーティングしてシェアしています。もちろん年度の終わりには総括。毎回の練習前後にもミーティングを行います。
トップチームではピリオダイゼーション(計画)というものを作成し、自分がそこを担当しているので少し紹介させてもらいます。
このように年間のピリオダイゼーションを立てることから始めており、そこから月間・週間のピリオダイゼーションを作成します。
もちろん計画通りに進まないことは多々ありますが、軸を作っていることで軌道修正がやりやすくなります。
コーチの振り分け
毎年、学年の傾向やコーチの特性でどの学年を持ってもらうと一番成長させることができるかを考えて受け持ってもらっています。
今年度のコーチ陣の振り分けは以下の表になります。
グラウンド運営
いつも使わせて頂いている興國高等学校には感謝しかありません。
また、おかげさまで多くの子どもたちに来てもらっているのでスペースも限られているのでグラウンドの使い方もコーチ側ではマネージメントをしています。
2024年のコンセプト
毎年、コーチ陣でのミーティングで「今年度のコンセプト」を決めてそれに向かって取り組んでいます。
学年や世代によって子どもたちの意識やレベルが違うので、それに合わせて設定しています。
コーチ陣で上記の内容を共有しています。
「挨拶・返事・自己主張」これができない子どもは成長できないという認識です。これに付け加えて目を見て話を聞くことを全コーチが共通認識でコーチングにあたっています。
もちろんできない子どもがいるからこの設定をしてしており、子どもたちの今後の成長を願うからこそ徹底して取り組みたいと思います。
次に「基礎の徹底」はどこでもあることですが、もっと掘り下げて本当のラグビーの面白さに行きついてもらうためにパスとキャッチにこだわっています。
本来であれば、そこは既存チームでクリアをしてきて、アカデミーだからこその普段のチームでできないことをしたいのですが、近年は年度始めに基礎に立ち返らなければいけなくなっています。
最後の「ハードトレーニング」には近年の学校教育、またはトップ選手の情報を聞いて指導するコーチが増えているからかわかりませんが、運動量の低下を著しく感じます。
だからこそ、このアカデミーではとにかく走ってぶつかり続けるところを1番の魅力にしています。
しかしながら、わけもわからずやり続けても意味がないので基礎ができてからのハードワークを目指しています。
練習計画
4月からのスケジュールは下記のとおり計画してましたが、大きく変更している部分があります。
※黒で塗りつぶしているところはコーチ内での共有内容になります。
最後に
私たちは事前準備をして運営に取り組んでいます。
だからこそ、より高みを目指せるアカデミーでありたいので、子どもたち個人でも取り組みを行って欲しいです。
それぞれが熱量を持ってグラウンドに来てより良い時間にすることができるように頑張っていきましょう!!