2025年 天理大学ラグビー部での活動総括
計画通りに進んだ一年
2025年シーズンの天理大学ラグビー部の活動がすべて終了しました。
シャトルズでの活動を終え、昨年6月から合流。今シーズンは最初からチームにコミットし、ラグビーパフォーマンスコーチとして計画立案から現場の実行まで関わってきました。
6月までのラグビーパフォーマンスコーチとしての成果は満足できる状態であったといえます。
ただ一つ、2人の部員による不祥事でラグビー部の活動は2ヶ月停止となり活動ができなくなりました。
しかし、プレシーズンで構築された取り組みはチームに浸透しており各々が取り組んでくれたことによりダメージは最小限に抑えることができました。
Periodization(年間計画)はどうだったのか
今シーズンは、これまでの経験を活かしながら、
- 年間計画
- フィジカルの進捗管理
- チーム全体のトレーニングスタンダード向上
を意識して進めてきました。
その結果、
春シーズンの成績は、取り組みの質がそのまま結果として表れたと感じています。
プレシーズンの反省点は
前半戦を追い上げようとしていたタイミングで、
2名の学生による不祥事が発生し、チーム活動は約2ヶ月間停止しました。
ラグビーパフォーマンスコーチとして、この8週間で
- やるべきフィジカルの積み上げ
- ゲームに直結する強度設定
ができなかったことは、正直に言って非常に痛かったです。
ONとOFFの重要性
ただし、ポジティブな点も確実にありました。
春先に取り組んできたことで、
- トレーニングを「やらされるもの」ではなく
- 自分で続けるものとして捉える文化
がチームに根付き始めていました。
活動停止期間中も、
- 個人でトレーニングを継続
- 完全にゼロにはしなかった
その結果、再開時に思っていたほどの後退はなかったのは事実です。
👉 これはチームとしての大きな財産です。
学生と社会人との差
2025年シーズンを個人的に総括すると、
- ベースのフィジカルは確実に向上
- 上ノ坊駿介キャプテンの圧倒的なパフォーマンスがチームを牽引
- 各選手もそれぞれ成長し、良いプレーは多く見られた
しかし、圧倒的なフィジカルで相手を制圧した試合は1試合もなかった
ここが、私自身の明確な課題です。
グラウンドフィジカルのボリュームが足らなかった
よく勘違いされがちですが、
- スクワットが伸びた
- ベンチプレスが強くなった
すぐにスクラムやモールが強くなるわけではありません。
フィジカルは、木の年輪と同じです。
積み重ねて、はじめて“使える強さ”になります。
- 実戦で押し切る
- 接点で支配する
- 終盤でも落ちない
このレベルに到達するには、2〜3年の継続が必要です。
今年は、そのフェーズの1年目になります。
夏のハードワーク週間ができなかった影響
次の2年目・3年目。
ここで、
- フィジカルの積み上げ
- ラグビー動作への転移
- ゲームで成果として出す
この一連を、妥協なくやり切ることが私の役割です。
シーズンを通して
やるべきことはやったこと。結果論で話はしたくなにので現実的な話として、日本一になれる力もあったと思うけど負けたことが事実でそこには理由があるということ。
ちょうど春シーズンを終えた時の私の感想はというと、優勝争いにはいけると思うけど絶対に勝ち切れる力をつけるにはあと2〜3年かかるというのが本音でした。
みんなが本当に成長してくれたけど、上ノ坊 駿介 選手の大学生離れしたパフォーマンスに牽引されてのチーム力は誰もが感じていたと思います。しかし、ラグビーは1人でできるものでもないのでもちろん他のメンバーも高いパフォーマンスがあったからこそ今回のゲームができました。
2026年は、この土台を崩さずにしっかりと積み上げて強固なものにして日本一を狙っていきたいと思います。

